引き続き第二試合も観戦。
最初の試合で好ゲームを見せてもらえたので、この試合も好ゲームを期待。。。
と思っていたら、オイラの知っている高校野球史上、最もサプライズな試合を見ることになった。
帝京は前田監督

甲子園では必ずベンチの一番外側を陣取って指揮をとります。
春夏通算40勝の名物監督です。
智弁和歌山は高島監督

甲子園では必ずベンチの中央に仁王立ち。
1回から最終回までこの位置から大きく動くことはありませんでした。
こちらは春夏通算50勝。元PL学園監督中村順二氏の58勝に続く史上2番目の勝利数。
試合はもちろん選手がするものなんだけど、二人の名物監督同士の戦いにも注目してみました。
さて試合は序盤から智弁和歌山ペース。
7回までに奪った8点は、すべて本塁打によるもの。
風の後押しがあったにしても、智弁和歌山の猛打は今年も健在。
一方の帝京は4回に安打を重ねて1点差まで追い上げたけど、
それ以外の回は、初戦の如水館戦でみせた猛打も影を潜め、
とてもとても追いつける雰囲気なんて微塵も感じられないような状態でした。
そんな状況で迎えた最終回、ドラマは、この1イニングに集約されていました。
この時点で帝京4対智弁和歌山8。
先頭の9番打者は、救援に入ってからの2イニングを、
無安打に抑える素晴らしいピッチングを見せてくれた背番号1の大田君。
ナントここで前田監督は代打に沼田君を告げる。
今から思えば、この交代がすべての始まりだったのかも。。。
沼田君は3球目を打って平凡なサードゴロ。
やっぱり最後だから打席に立たせてもらった選手なのかなぁ、
って雰囲気一杯の結果だった。
けれども帝京は諦めず、次の不破君がセンター前ヒット、勝見君死球で、1死1・2塁。
必死の抵抗を続ける。
しかしながら、3番打者の野口君が三振で2死。
もはやここまでか。。。
ところがビックリ!!4番の中村君以降、奇跡の5連打で4点差を逆転して、
この試合帝京が初めてリードする展開になった。
そして、続く打者はこの回10人目の打者沼田君。
イニングの先頭で代打で出てきてアウトになった選手。
その沼田君が振りぬいた打球は、レフトスタンドに飛び込む3ラン本塁打。
1点差だったのが4点差に広がり、3塁側はお祭り騒ぎ。
帝京12対智弁和歌山8でほとんどの人は勝負が決したと思ったはず。
後は9回裏を抑えれば準決勝進出。
というところでマウンドに上がったのは、追い上げムードの9回表の攻撃中に慌てて肩を作っていたセンターの勝見君。
9回表の攻撃で大田君に代打を送っていた帝京は、どうやら投手を使い果たしてしまった模様。
そんな勝見君は、どうみても智弁和歌山を相手に通用するようなピッチングじゃなく、
四球・四球・本塁打・四球で、アウトをひとつもとることができず、
同点の走者も許してしまった状態でマウンドをショートを守っていた杉谷君と替わる。
しかしこの杉谷君も次打者への初球がデットボール。
9回表の攻撃で大田君に代打を出したツケがここで大きくなったわけだ。
こうなると誰がマウンドに行っても、智弁和歌山の勢いをとめることはできない。
最後には、この夏、地方大会を通じてはじめてマウンドに上がる岡野君をマウンドに送るんだけど、
いくらなんでもそのような選手にこの舞台は荷が重すぎた。。。
1死はとったものの、タイムリー安打(同点)・四球・押し出し四球でサヨナラ負け。。。
結局帝京の9回裏は、打者9人に対して、外野飛球1、安打2、四死球6、
という子どもの草野球のようなスタッツで自滅。。。
帝京ほどの名門でも、ストライクを取れる投手がたとえ急造でも一人も残っていなかったことに驚いた。
帝京に言わせれば、「相手はうちより強くなかった。ただ、相手よりうちが弱かっただけ」
こんな会話が聞こえてきそうな、自滅が引き起こした奇跡の大逆転劇でした!!

何だかあっという間の出来事で、鳩が豆鉄砲を食らったような驚きで、
状況をすぐに正確に把握できませんでした(笑)
今回もスコアブックを書きました。
上が帝京、下が智弁和歌山です。
こんな派手なゲームを生で観れたことは、一生の思い出になると思います。


終盤に、やたらとたくさん書きもまれたスコアブックであることがお解かりいただけると思います。
智弁和歌山にはこの勢いで、駒大苫小牧の3連覇を阻止してほしいなぁ。。。