イチロー外野手や野茂投手を育てたことで有名な方だったけど、
自分の中で一番印象に残っているのは、
やっぱり伝説の「10.19」。
あの日は、リクルート事件やその他にもたくさん伝えるべきニュースがあったにもかかわらず、
CMを一切いれずにニュースステーションが完全生中継をした。
(他の地方は知らないけれど、少なくとも当時住んでいた大阪はそうだった)
スポンサーの影響力が強い今では考えられないような柔軟すぎる対応だ。
けれど、この日の戦いは、他のどんな事件より、そしてドラマより、
ずっとずっと視聴者をひきつける内容で、
そのテレビ局の対応が間違っていないことをすべての人に納得させた。
引退が決まっていた代打梨田捕手のセンター前決勝タイムリーヒット。(第1試合)
第1試合ではサッパリだったブライアント外野手の勝ち越しホームラン。
阿波野投手から打った、川崎球場以外なら有り得なかった高沢外野手の同点ホームラン。
9回裏のセカンド牽制死に18分もの猛抗議をした有藤監督。
(今はマリーンズファンだけど、そうでなかった当時はさすがに頭にきた)
延長10回、羽田内野手のセカンドゴロダブルプレー。
そしてその瞬間、立ったまま、ただ頷き現実を受け止めた仰木監督(以上第2試合)
物語だとしたら話が出来すぎていてきっとおもしろくない。
事実だからこそ人々を感動させるものがあったのだと思う。
プロ野球人気の衰退が叫ばれている昨今だけど、
あのような真剣勝負を行っている限り、
野球というスポーツは少なくとも日本から消え去ることはないと思う。
近鉄やロッテのファン以外の野球ファンをも感動させた、
素晴らしい戦いを見せてくれた指揮官はこの世を去ったけど、
その遺志を受け継いでプロ野球関係者も我々ファンも、
もっともっと野球を発展させていかなければいけないと強く感じた。
合掌









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