2006年07月19日

蛍の光とブーイング

イニングの途中で相手チームの投手が降板した際、タイガースファンが歌うのが「蛍の光」。

これに続いて六甲颪に繋がるから、いわゆる前奏のような役割を果たしていると言える曲なんだけど、
タイガースOBの江夏豊氏が某スポーツ紙上で苦言を呈したことから、ファンの間で議論が起きていた。

江夏氏曰く、
「打たれた投手の背中によってたかって歌声を浴びせるという行為は侮辱以外の何物でもない」
「これを喜んで歌う観客は阪神ファンとは呼べず、観戦する資格はない」
とのこと。

タイガースファンである前にプロ野球ファンであれ、という視点から述べられた見解なんだろう。

オイラはこの意見に大賛成。
別にこの歌を歌わなくても六甲颪を歌うことはできるし、
何より相手選手に対する敬意というものが全く感じられない。

オイラはタイガースファンじゃないからこんなことを言う資格はないのかもしれないけど、
できることならこんなことはやめてもらいたいと思う。

ところで、今回の議論の結論はというと。。。
「蛍の光」の合唱は、タイガースが優勢時に相手投手がイニング途中にKO降板した場合に限定し、
同点時や劣勢時には、新たに製作された新曲を合唱するとのこと。

ん?
なんかおかしくないか?

KOされた相手投手に歌声を浴びせる行為が屈辱以外の何物でもない、
っていう江夏氏の提言をきっかけに議論が起きたはずなのに、
相手投手をKOした時のみ「蛍の光」を歌うということに落ち着くとはどういう事?

どうやらトラ党には、江夏氏の真意が届いていなかったみたいだね。

トラ党が出した結論は、リードしているわけでもないのに、KOソングを歌うのはおかしい。
だから、リードしていない時は別の歌を歌って、リードしている時は今までどおりKOソングを歌いましょう。
ということだよね。

江夏氏の提言は、全く形を変えて筋違いの方向に進んでしまい、
江夏氏に言わせれば、どうでもいい結論に落ち着いたということか…。

一野球ファンとして相手に敬意を表することの意味を、タイガースファンにはもう一度考えてもらいたい。


……。。。
だなんて、カッコつけた意見を言ったけど、
以前、マリーンズファンの牽制時のブーイングについて、
同様の指摘を他球団のファンから受けたことがある。

確かに繰り返し牽制をするだとか、無意味にプレートを外すといった、
遅延行為についてはブーイングの対象としてしかるべきだとは思うけど、
何でもかんでもブーイングっちゅうのはいかがなものか?

最近では応援リーダーも、1塁に俊足ランナーが出塁した際、
「リーリー」「ブゥ〜」ってのをファンに言わさないように、
打者への応援を積極的に進めるようにしているように思う。

マリーンズの応援は、何でもかんでも応援歌ではない、状況を考えた応援が自慢のはず。
1球1球を大切にしたマリーンズの応援は、他に自慢できる素晴らしいものなのだから、
ここでブーイングのあり方についても考えてみる必要があるのかもしれない。
ニックネーム ナパ at 02:07| Comment(2) | TrackBack(0) | baseball
この記事へのコメント
『蛍の光』を歌うのかぁ。
タイガースファンっぽいといえばそうかも。

こういうシーンの投手降板の時って
他の球団も何か歌ったりアクションするの?

それにしても、
ナパさんのこの「蛍の光論」「ブーング論」を読むと、本当に野球が好きなのがわかるわー。
・・とともに、
素人の私でもすごくわかりやすくて面白い!
Posted by Binny at 2006年07月20日 11:36
他球団のことはよくわかりませんが、
パ・リーグではあまり聞かないと思いますよ。

私の野球好きですか?
野球というスポーツを好き同士なんだから、
仲良くやりましょうよってことですかね。
野球というスポーツにも、対戦相手にも敬意を表しましょうという考え方は単純です(笑)
Posted by ナパ at 2006年07月20日 21:38
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