2007年01月13日

囚人のジレンマ

囚人のジレンマ
 ⇒ゲーム理論や経済学において、個々の最適な選択が全体として最適な選択とはならない例として挙げられる問題のこと。


以下で簡単に説明します。

ある事件において、共犯と思われる被疑者2人が逮捕された。
決定的な証拠がない2人の被疑者は、完全に隔離された上で双方に同じく以下の条件が与えられた。

@あなたがこのまま黙秘を続け、もう一人も黙秘を続けた場合、2人とも懲役2年。
Aあなたが自白し、もう1人が黙秘を続けた場合、あなたを司法取引によって刑を1年にする。ただし、もう1人は懲役15年。
Bあなたが自白し、もう1人も自白した場合、双方とも懲役10年。

もう1人の方にも、全く同一の条件を伝えてある。
二人の容疑者を囚人A、囚人Bとおいて表にまとめると、以下のようになる。
表内の左側が囚人Aの懲役、右側が囚人Bの懲役を表す。

0701131.JPG

このとき、囚人がどちらを選択するのがよい戦略かというのが問題である。

結論を述べると、囚人Aにとっては、囚人Bが自白しようが黙秘しようが、自分が自白した方が罪が軽いという計算が成り立つ。
(B黙秘の場合 A黙秘→2年・A自白→1年)
(B自白の場合 A黙秘→15年・A自白→10年)
囚人を入れ替えて考えても同様。

そのため、双方が自白を選択してしまい、
黙秘していれば双方2年の懲役で済むところが、
10年の懲役刑を食らってしまうということになってしまう。

という理論ですわ。

懲役刑が、取調べ側にこれだけ都合よく設定されていることは問題だとは思うけど、
「個々の最適な選択が全体として最適な選択とはならない」
という観点に立つと、とても興味深い理論だとオイラは思う。

何が言いたいかというと、この理論に大阪の多くの人間がピタリと当てはまるということ。
(最近じゃ日本人みんなかな…)

みんなが自分に最適な選択をしてしまい、
客観的に見て「あらあら…」の状態になってしまっていることが、よく目に付く。

具体例を挙げると「電車の乗り降り」

みんなが真っ先に降りようとして、且つみんなが慌てて乗ろうとして、
乗降の多い駅なんかは、もう大騒ぎの状態だ。

こうなると、順序良く乗り降りした時より時間はかかるし、
ゴチャゴチャしているから、ぶつかったりなんかして双方不機嫌にもなる。

真っ先に降りなくても、そして慌てて乗らなくても、
たかが数秒の違いで大差はないと思うんだけど、それすらも我慢できないのが大阪の人達…。

自分だけの損得を考えても、最終的に自分の得にはならないのは、ホントこの理論通りだと思う(笑)

人との関わりで社会が成り立っているんだから、
自分の得だけでなく、全体の得を考えた方が、
結局は自分の得に繋がるんじゃないかと、この理論を聞いて感じました。
ニックネーム ナパ at 00:02| Comment(0) | TrackBack(0) | diary
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